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リハビリテーションから
レジリエンスへ

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リハ・スポーツからレジリエンス・スポーツ®へ

リハ・スポーツから
レジリエンス・スポーツ®へ

これまでの経緯

「リハビリテーション・スポーツ」(以下リハ・スポーツ)は、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(以下、ラポール)の運動指導員らが、四半世紀前より試行錯誤し、障害のある人の自立と社会参加を目指した運動プログラムとして行ってきた実績があります。

手塚と三嶋氏が初めてラポールを訪れた際、杖歩行や車椅子でも電車を乗り継ぎバスに乗り、朝から数多くの障害のある人がスポーツを行いに来る姿に、三嶋氏は「電車に乗れないと勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしい」と衝撃を受けました。そして「世田谷でもこうやってスポーツが当たり前にできたら良いのに」という一言が、当法人が「リハ・スポーツ教室」を行うきっかけとなりました。2016年世田谷区保健所健康企画課の「健や化プロジェクト」の助成を得て2016年より本格的な取り組みが始まりました。

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当法人の活動拠点である、東京都世田谷区は、都内2ヶ所(多摩・王子)にある障害者スポーツセンターからは遠く、実際に通うことは困難です。立派な運動施設がなくても、既存の会議室・体育館・プール等を利用し、どこでもわずかなスペースがあれば実施が可能な方法で教室を開催し、終了後は自主グループへとつながるようサポートしながら、現在世田谷区内5拠点において、毎週定期的に活動を続けられるよう支援を行っています。

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レジリエンス・スポーツ®へ

自身も当事者である井筒理事は、『入院中のリハビリは「やらされている」(受動的に管理)感覚があったそうですが、「リハ・スポーツ教室」は楽しみながら取り組むことができて、スポーツすることの喜びを取り戻せたような気持ちになったと発言がありました。そして『リハビリより、むしろレジリエンスだと思う』との提言がありました。

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当法人のレジリエンスの定義

そこで当法人は、今まで用いてきた「リハ・スポーツ」を「レジリエンス・スポーツ®」へと呼称を改めることにしました。これには「困難を乗り越え、しなやかに適応できる能力や過程を重要視したいという思いが込められています。

当法人では、この「レジリエンス」を「過去と違う現在に、再び適応するような自らのあり方」、つまり「障害により挫折した人生を起点に、その『いま・ここ』に適応するために、自らの生き方を捉え直し自ら変えていく人間力」であると定義し、公益目的事業のすべてにおいて共通する概念であると位置づけています。

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レジリエンス・スポーツ® とは

本来誰もが当たり前にできるのがスポーツのはずですが、障害のある人のスポーツ(障害者スポーツ)になると、大きく分けてスポーツ活動振興(福祉的イベント)と競技(パラ)スポーツの二つがあり、どちらも「もう一つのスポーツ」、「特別なスポーツ」と位置付けられています。

前述のように当法人のスポーツの捉え方は、「地域において全ての人が障害の有無により分け隔てられることなく、スポーツを一緒に楽しむ文化を根付かせる」ことにあります。そこには、「特別(当たり前でない)な関係」は決してありません。

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現在の障害のある人のスポーツ(障害者スポーツ)を大別すると、

  1. 社会参加を目的にした競技スポーツ(パラスポーツ)及び市民スポーツ(生涯スポーツ、アダプテッド・スポーツ)
  2. 日常生活の自立を目的にしたリハビリテーションスポーツ(機能訓練の一環として行う医療的スポーツの総称)
  3. 社会生活の自立を目的にしたレジリエンス・スポーツ®

これまで当法人では、リハビリテーションスポーツの派生形である横浜ラポールが考案したリハ・スポーツ教室を踏襲してきましたが、ここに来て『レジリエンス・スポーツ®』に着目しました。

レジリエンス・スポーツ®という名称は、新任の井筒理事が命名されました。

レジリエンスには、「過去と違う現在に、再び適応するような自らのあり方」を意味し、つまり「障害により挫折した人生を起点に、その『いま・ここ』に適応するために、自らの生き方をどのように変えて行くか」という考え方が出来ます。

そこで当法人は、公益目的事業全体の概念として『レジリエンス・スポーツ®』を普及啓発することし、現在の障害のある人にスポーツ(障害者スポーツ)の大別に追加して、③社会生活の自立を目的にした レジリエンス・スポーツ®を3番目として掲げました。

社会生活の自立とは、社会に対して自分に何か「役割」があるだろうかと考え行動することを意味しています(“生きる力”)。社会生活を送ることが出来るということは、二次障害(うつ、ひきこもり)防止や感情コントロールの抑制、仲間づくりをはじめ人間関係の再獲得を、自らの「努力」で解決・達成することが目的になります。

後遺症は、良くなることがあっても悪くなることはありません。たとえ脳が損傷していたとしても、新たな能力を身につけることは可能です。

レジリエンス・スポーツ®の効果検証では、人が他律的に日常生活動作(ADL)に導かれる過程から、やがて自律的な行動へと変容し、権利の主体として人格が形成していくことで、人としての成長・発達を明らかにしたい(自己効力感を含めた動機づけを高める)と考えています。

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